アドイノベーション株式会社

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FB・Instagram・Snapchat、昨年追加された話題の機能まとめ 米国編

2019.02.08

翻訳元:https://blog.taptica.com/social-advertising-trends-jan-2019/

ソーシャルメディア上のコンテンツは、早いペースで大量に消費されています。この為、週、月毎にソーシャルメディアのトレンドは変化し、マーケターは最新のトレンドを掴むためにリサーチを重ね、ソーシャルメディア上で自社ブランドをエンゲージする為の新しい施策を考えています。

そして、ソーシャルメディア各社は、ユーザーが使いやすく、シームレスなプラットフォームを提供するために、新機能の提供に力を注いでいます。今回は、Facebook、Instagram、Snapchat(スナップチャット)の昨年話題となった最新機能を紹介します。

広告効果の見込みが高いInstagram

月間9000万人にも上るユーザーが新しい商品を検索したり、商品の口コミを閲覧したりと、ショッピングに関わる情報収集や購入のためにInstagramを利用しています。

上記のアクティブユーザー数から、広告に欠かせないツールであることは明らかで、企業やブランドは、どのようにしてInstagramでインフルエンサーを増やし、最適なユーザーにリーチするかを模索しています。

Instagramの新機能

•ストーリー内の商品タグ付け

最近になり、Instagramは通常の投稿ページだけでなくストーリー内に商品のタグが付けられる機能を導入しました。昨年Instagramのアルゴリズムが変更されてから、一部のブランドはリーチ数は増えてもフォロワーや収益が増えない等の大きな課題を抱えていましたが、このタグ機能を追加させることにより課題の解消へ繋がりました。タグ付けは、ブランドと消費者の距離を縮める事を可能にし、多くの企業が利用しています。

•ストーリーにリンクが付けられる

追加されたもう一つの機能は、ショッピング機能です。検索画面上部に「ショッピング」のカテゴリが追加され、買い物できる商品の写真にはショッピングバッグのアイコンが表示されています。

このカテゴリが追加された事により、フォロワーではないオーディエンスににもリーチする事ができ、エンゲージメントの可能性が広がりました。

Facebook

米国ではケンブリッジアナリスティカ問題以降、広告主はFacebook上での広告を慎重に考えています。Facebookは、広告主からの信頼を取り戻そうと、プライバシー保持や安全性の改善を行いました。

Facebookの新機能

•メディアリスト

今広告主が改めて関心を寄せているのは、ソーシャルメディア上でブランドの安全性を確保できるかです。この不安を拭い去る方法として、Facebookは広告が掲載される可能性のあるメディアリストをアカウントから見られるようにしました。もちろん、掲載された後、広告主は掲載された広告枠のリストを受けることもできます。

•キャンバス広告が改修されInstant Experienceに

UX/UI向上のためCanvas(キャンバス)広告を改修し、Instant Experience(インスタントエクスペリエンス)機能を追加しました。インスタントエクスペリエンスには、キャンバスの既存広告テンプレートを基に、以下のような機能が追加されました。

○インスタントストアフロント:

グリッドフォーマットにより商品が見やすくなった。

○インスタント カスタマー アクイジション:

スペシャルオファーとCTAを表示することにより、エンゲーメントを高める。

Snapchat

米国では、今までSnapchatをメディアとして注目していなかった広告主もSnapchatに目を向けはじめています。理由は、若い層のアクティブユーザーが断トツのソーシャルメディアだからです。InstagramやFacebookと比較しても、若年層の利用が非常に高く今後の大きな可能性を秘めています。Snapchatは、写真やコンテンツは残したくない、フィルターの種類が豊富、とにかく使っていて面白い、そんな若い世代の望みが詰まったソーシャルメディアで人気です。また、Snapchatの新機能には斬新なものが多く、新機能の追加は業界から注目を集めいています。

Snapchatの新機能

•Amazonにリンクさせた

Snapchatのカメラで商品またはバーコードをスキャンするとAmazonのリンクが入ったタグが表示され、リンクからAmazonの商品ページへ飛び、商品を購入することが出来るようになりました(2019年2月時点で、この機能は利用できる国には制限がります)。

•Snap Originals

最近になり、Snapchat「Snap Originals(スナップオリジナル)」という機能を追加しました。この機能は、ディスカバーのタブにあるスクリプトやリアリティショー*の各エピソードの間に2~3回、6秒の広告動画(広告のスキップは不可)を入れることができるようになりました。広告主にとっては新たな広告提供チャンスが増えたことになります。

*リアリティショー:ABCやBBC等の大手メディアを指す

まとめ

モバイルのフラウド広告への不信感が高くなる状況の中、ソーシャルメディア上の広告は実際に利用したユーザーのレビューが見られたりと信頼が高いメディアとして扱われてきています。Snapchatの新機能は、カメラだけで商品を探すことができ、今後若年層のみならず多くのユーザーに使われていくかもしれません。

ソーシャルメディアの変化はユーザーやコンテンツのデータ量が多い分、スピーディーで利用者を飽きさせません。これからもつねに新機能やトレンドをチェックし、こちらのブログでも随時紹介していきたいと思います。