ASA活用でアプリのDL数を3倍にした事例

本記事では、ASAを活用してDL数を3倍に伸ばした実例をもとに、何をどう改善すれば成果につながるのかを解説します。
前回の「ASAの構造と設計」編を踏まえて、実践的な運用Tipsをお届けします。
ASAの成果は「構造理解 × 実行力」から
Apple Search Ads(ASA)は、iOSアプリマーケティングにおいて非常に重要なチャネルです。
ただし「配信しているだけ」では成果が出にくいのも事実。アドイノベーションが支援したある金融アプリでは、ASAの配信設計を根本から見直し、DL数を3倍に改善しました。
まずはその成果の概要から見てみましょう。
Before:月間DL 2,000件(CVR 4.2%)
After:月間DL 6,300件(CVR 7.9%)
CPI:1,100円 → 750円へ改善
成果の裏には、「ターゲティング設計」「キーワード戦略」「AIを活用したCVR分析」の3つの施策があります。
次章では、なぜ多くのアプリがASAのポテンシャルを活かせていないのか、その原因に迫ります。
よくある失敗:キーワード選定と配信設計
ASAの最大の特徴は、「キーワード単位」でユーザーに広告を出せる点です。
しかし、次のような“ありがちなミス”が成果を阻みます。
ブランド名だけに予算を集中させる(→獲得効率は高くてもスケーラビリティがない)
ブロードマッチを使いすぎる(→意図しないキーワードで無駄クリックが増える)
除外キーワードの設定漏れ(→関係のない検索で費用を消費してしまう)
さらに、AIを活用しているツールが増えている中で、人手だけで対応している場合は精度にも限界があります。
ASAで成果が出ない原因の多くは、「設計の初期段階」にあります。次に、改善策を具体的に見ていきましょう。
実践施策①:キーワードの3層構造で成果を最大化
アドイノベーションでは、ASAのキーワード戦略を以下の3層構造で設計しました。
ブランド名(指名検索)
カテゴリ関連語(例:資産運用、投資アプリ)
ユーザーペイン語(例:副業、お金増やしたい)
この構造によって、「成果の出やすいキーワードで安定配信しつつ、新規ユーザー層への広がりも確保」できる設計が可能になります。
特に3つ目の「ペイン語」は、検索ボリュームが少なくてもCVRが高く、競合も少ないため獲得効率が高い穴場です。
キーワードは“構造”で考えると設計がブレません。
実践施策②:CVRが高い時間帯・曜日に集中配信
次に取り組んだのが配信タイミングの最適化です。
Apple Search Adsでは、時間帯・曜日ごとのデータを取得できるため、AIを活用して「CVRが高い時間帯」に絞って配信を集中させました。
平日昼休み(12時台)
金曜夜(19時〜21時)
この“集中配信設計”によって、無駄なインプレッションを削減しながら成果を最大化。
加えて、AIによる自動アノテーション機能で、曜日・時間別のCVR傾向も可視化しました。
AIを活用した「配信タイミング分析」は、手動運用では難しいレベルの最適化を実現します。
実践施策③:ASOとの連携でCVR改善
ASAとASOは切り離して考えるべきではありません。
本事例では、広告クリエイティブとストアのスクリーンショット・タイトルを統一感のある導線に最適化しました。
結果、ASAからの流入CVRが4.2% → 7.9%に改善。
ユーザーが広告からストアに遷移したときの“違和感”が減ることで、離脱率が大きく下がったのです。
施策前:広告とストアで訴求ポイントがズレていた
施策後:一貫したベネフィット訴求でCVRアップ
ASAの成果を最大化するには、広告とASOの一体運用が不可欠です。
まとめ
ASAで成果を出すには、キーワード戦略・配信設計・ASO連携の3点がカギ
AIを活用することで分析精度とスピードが大幅に向上
アドイノベーションの支援事例では、DL数を3倍に伸ばす成果も実現可能
成果を出すASA運用は、戦略と実行の掛け算。広告予算を“投資”に変えるために、設計の見直しから始めましょう。
