CPIでゲームアプリのランキング操作は今でも有効?

「ランキング1位にすればDLは増える」――そう信じてCPI広告を大量投下した経験はありませんか?
前回の記事では、CPIやCPEなど基本指標の意味を整理しました。今回はさらに踏み込み、ゲームアプリにおける「ランキング操作は今でも有効なのか?」という実務的なテーマを解説します。
この記事を読むことで、CPI施策の最新状況・リスク・代替策がわかり、次のアプリマーケティング戦略に役立てることができます。
ランキング上位は本当に魔法の杖?
ゲームアプリ市場では、「App Storeで上位に入れば自然DLが増える」という考え方が長らく支配的でした。そのため、CPI広告を使って一気にDL数を稼ぎ、ランキングを押し上げる手法が多用されてきました。
しかし2025年現在、ランキングの影響力やアルゴリズムは大きく変化しています。
ランキング操作の限界
短期的な効果にとどまる
広告で一気にDL数を稼いでも、継続率が低ければすぐに順位は落下。広告費の高騰
CPI単価が年々上昇しており、ランキング維持に必要なコストが増大。ストア側のアルゴリズム強化
AppleやGoogleは不自然なDL増加を検知しやすくなり、持続的な上位維持は難しい。
アルゴリズムとユーザー行動の変化
評価指標が複合化
DL数だけでなく、レビュー評価・継続率・課金率なども順位に影響。ユーザーの情報源が多様化
SNSやYouTube実況、比較サイトでアプリを探す人が増加。ストアランキングの影響力は相対的に低下。AIによるレコメンド強化
Apple Search AdsやGoogle UACにAIが組み込まれ、ユーザーごとにパーソナライズ表示が進行。
ランキング依存からの脱却
1. CPI広告の使い方を見直す
「ランキング押し上げ」ではなく、ローンチ初期のブーストやターゲット層への認知拡大に限定的に活用。
2. 継続率を重視したアプリマーケティング
LTV(顧客生涯価値)を意識したユーザー獲得。
リテンション施策(プッシュ通知、イベント運営、UI改善)とセットで考える。
3. AI活用で広告効率化
AIが広告データを分析し、最適化を提案する仕組みが広がっている。
無駄なCPI投下を減らし、継続率の高いユーザー獲得に集中可能。
4. 外部パートナーとの連携
媒体や代理店の知見を取り入れることで、CPI広告とASO、SNS施策を掛け合わせた全体最適が可能。
CPI施策の位置づけを再定義する
CPI広告でランキングを押し上げる施策は、一時的な効果はあるが、持続的な成果にはつながりにくい状況です。
そのため、AIを活用した広告最適化やリテンション施策を組み合わせ、「短期のDL数」より「長期のLTV」を重視することが成功の近道です。
まとめ
CPI広告によるランキング操作は、かつてほど有効ではない
アルゴリズムやユーザー行動の変化により、継続率やレビューがより重要に
AIを活用した効率的な広告運用とリテンション重視が勝ち筋
ポジティブに言えば、ランキングに振り回されず、本質的なアプリマーケティングに集中できる時代になりました。
