アドイノベーション株式会社

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iOSアプリで最重要!ASO(App Store最適化)とは?

2025.06.09

note:https://note.com/adinnovation/n/n14f6fe8135b2

これまで【第1章】ユーザー獲得(UA)基礎講座として、CPIやCPA、媒体選定、クリエイティブ戦略まで9回にわたり解説してきました。
そして今回からいよいよ【第2章】ASO(App Store Optimization)特集がスタートします。

ASOは、「広告費をかけなくてもユーザーを獲得できる」数少ない手段の一つ。
iOSアプリでは、App Storeの検索からインストールされる割合が約7割を占めており、検索順位を1つ上げるだけでDL数が数十%伸びることもあります。
広告だけに頼る運用から脱却するためにも、ASOの理解と実践は不可欠です。

本記事では、ASOの基本的な考え方と、なぜ“今”取り組むべきなのかを丁寧に解説していきます。

ASOとは?広告に頼らない“自然流入”を生む戦略

ASO(App Store Optimization)とは、App Store上での検索順位や掲載内容を最適化し、アプリのダウンロード数を増やすための取り組みです。
いわば、「アプリ版のSEO」。広告費をかけなくても、ユーザーに見つけてもらい、インストールにつなげるための重要施策です。

特にiOSでは、新規ユーザーの約70%がApp Store検索を起点にアプリを見つけているという調査もあり、ASOの成否がDL数やCPI効率を大きく左右します。

さらに、広告で集客したユーザーも、最終的にはApp Storeページを通過します。ストアページの内容が弱いと、広告効果も半減してしまうのです。

ASOは「自然流入の最大化」と「広告コンバージョンの底上げ」を両立させる、まさに“攻守一体”のマーケ施策なのです。

▼要約:ASOは、広告に依存しない流入と、広告成果の両方を支える基盤施策。

よくある課題:ASOは“後回し”にされがち

しかし、実際にはASOに本腰を入れて取り組んでいる企業はまだ一部です。
よくある現場の課題としては、以下のような声が聞かれます。

  • 「広告で成果が出ているからASOは後回しでいい」

  • 「ASOの知見が社内にないし、改善の効果が見えづらい」

  • 「レビューやスクリーンショットの更新が放置されている」

特に広告施策にリソースを集中しているチームほど、ASOは“コスパが悪い施策”という誤解をしてしまうことがあります。
ですが、広告費を抑えながらDLを伸ばせる数少ない手段がASOであり、放置すれば競合に流入を奪われ続けることになります。

▼要約:ASOは後回しにされがちだが、実はコスパ最高の“積み上げ型施策”。

ASOが効果を発揮しない3つの原因

「ASOはやっているけど、効果が見えない」
そんな悩みを持つ担当者も少なくありません。うまくいかない理由は、次の3つに集約されます。

① 感覚ベースで運用している

キーワードの選定やスクリーンショットの変更が「なんとなく」で決まっていませんか?
ASOは広告以上にデータ分析と検証の積み上げが重要な領域です。

② 部署間で連携できていない

広告担当とストア運用担当が分断されているケースでは、広告で惹きつけたユーザーが、ストアで離脱してしまうということが起きやすくなります。

③ PDCAが回っていない

ASOの施策は、変化が数字に表れるまでに時間がかかることも多いです。
**短期的な結果だけを見て、改善を止めてしまうのはNG。**中長期視点でPDCAを継続することが重要です。

▼要約:ASOが機能しない原因は「感覚・分断・短期視点」の3点。

成果を出すASOの具体ステップとツール活用

では、どのようにASOを進めればよいのでしょうか。
以下に、iOSアプリにおけるASOの王道ステップをまとめました。

1. キーワード最適化(Search ASO)

  • AppTweakやSensor Towerなどのツールを使い、検索ボリュームと競合状況を数値で把握

  • 自社アプリの強みや機能にマッチしたキーワードを設定

  • ランキングの推移を追い、定期的に入れ替えを行う

2. ストアクリエイティブ最適化(Conversion ASO)

  • スクリーンショットに一言キャッチを入れるだけでCVRが1.2〜1.5倍に改善することも

  • A/Bテストでコンバージョン率を検証し、最も反応の良いパターンを採用

  • ゲームアプリの場合は、UIだけでなく“世界観”を伝えるデザインが効果的

3. レビュー・評価対策

  • レビューを促すタイミングは、ユーザーがポジティブな体験をした直後に

  • 低評価レビューにも、真摯に対応することで信頼度アップ&CVR改善につながる

4. 広告施策との連携

  • 広告とストアのメッセージとトーンを揃える(例:バナーのキャッチとスクショの一貫性)

  • 高LTVユーザーを集めた広告キャンペーンと連動し、キーワードを強化

▼要約:ツール×データ×チーム連携が、ASO成功の鍵。積み上げ式で確実に成果へ。

iOSアプリ成長のカギは、今こそ“ASO再設計”

広告施策が飽和している今、アプリマーケターが次に着手すべきは**「App Storeの戦略再設計」です。
とくにiOSアプリでは、検索順位の1位と3位のDL数には
2〜3倍の差が出る**というデータもあります。

ASOは、目立ちにくいけれど確実に効いてくる“静かな成長ドライバー”。
広告と組み合わせることで、**獲得効率の最大化が図れる“最後の伸びしろ”**です。

▼要約:ASOは、競合と差がつくラストピース。着実な改善が勝敗を分ける。

まとめ(再確認と学びの振り返り)

  • ASOは自然流入の強化と広告効果の最大化を担う、iOSアプリにおける重要戦略

  • 感覚や属人性を排し、データに基づく継続的な改善が不可欠

  • キーワード、クリエイティブ、レビュー、広告との連携——4点を押さえることで成果は確実に変わる

地味だけど、やればやるほど伸びるのがASO。今こそ見直す価値、大いにあります。